フグ:肝臓提供の料理店など書類送検 女性客が一時入院

毎日新聞 2012年04月06日 10時43分

 有毒のフグの肝臓を客に提供したとして、警視庁築地署が東京都中央区銀座5のフグ料理店「ふぐF」と男性店主(62)を食品衛生法違反と都ふぐの取り扱い規制条例違反の疑いで書類送検していたことが分かった。

 同署と都などによると、店主は昨年11月10日、客の30代女性に有毒のトラフグの肝臓を使った料理を提供した疑いがある。女性は数時間後に唇のしびれや頭痛を訴え、一時入院した。メニューになく、同伴の男性の注文に応じて出したという。

 同店はレストランの格付け本「ミシュランガイド」で二つ星を獲得した有名店。中央区保健所が昨年11月、同署に刑事告発した。